07,08年の記録


2007年、2008年度中の記録


神奈川県 相模原沈殿池で、11ヶ月ぶりに、左足 白N/4を観察しました。

観察日:2008年11月30日
観察時刻:10時〜 おそらく夕方まで
観察場所:神奈川県相模原市 相模原沈殿池
観察状況:沈殿池の壁面で他のカワウと休んでいた。
     腰のあたりに、繁殖羽状の羽が少し見えました。

観察者:戸井田伸一、石田スーザン   
[白N/4]
戸井田さんからは同所での観察記録を何度もお送りいただいている。この個体も2007年11月に発見、報告して頂いた(前出)。2008年1月3日迄数度の確認があり、その後不明となって今回の出現。冬の間だけ神奈川なのか、、?

2008年11月11日14時頃
愛知県一色町真野海岸、テトラポットの上。
左足に緑リング、下から読むとB01(写真あり)
周囲の海にカワウの大群。
正確にカウントしてないが、数百羽〜1000羽くらいでしょうか。
複数のテトラポットの上に100羽異常のカワウがいたが、
足輪付きは他には確認できなかった。
観察&撮影者 小澤尊典
  [緑B01]
前項に続き小澤さんから愛知県知多郡美浜町菅苅放鳥個体の確認記録が寄せられた。<緑B01>は本年放鳥。北海道大学院生がカワウ研究のため成鳥捕獲した際につけたリング。

愛知県幡豆郡一色町で緑リング付きカワウを見つけたので報告する。
観察日、2008年11月8日11時頃
場所:一色町小藪で海岸のテトラポット上
リング:A10と刻印された緑色リング(写真あり)
状況:海上、海岸、テトラポット、堤防にも周辺合わせて2000羽程カワウを観察。中にリング付きカワウを見つけたので、撮影した。見れる限りで探してみたが、他には足輪付きカワウはいなかった。
観察者:小澤尊典        
 [緑A10]
このリングは2004年に愛知県知多郡美浜町菅苅のカワウコロニーで巣内の雛に付けられたもの。知多でねぐらし三河湾で採餌するカワウは多い。一色町にも小さな塒があり、昼間の休憩地としても利用している。或いは塒に向かう前の終結場所のような使い方もあろう。A10の放鳥後初めての観察記録である。4年間、愛知県にいたのか。どこかから戻ってきたのか。

山階鳥研から回収記録と共に緑色リング、赤コイルが届いた。
2008年4月21日、大分県国東市国見町大熊毛島田海岸の砂浜に白骨化したカワウに緑色リングが付いており、白文字で162と刻印があった。
[緑162-アカコイル]
このリングは愛知県弥富市にある弥富野鳥園のコロニーで、2007年に巣内の雛に装着されたもの。回収者は国東市役所の関係者となっているので、実際の発見者かどうか。放鳥地である弥富野鳥園からの距離は495km。経過日数328日。緑色リングの九州からの回収報告は初めてである。

愛知県田原市と豊橋市で4例、県外のリングを付けたカワウを観察したので報告する。
☆日時:2008年8月14日10時頃、
観察地:豊橋市神野新田西側水路コロニーにて
  個体1--左脚に青色リング、青色が白く剥げて刻印は読み取れない
        右脚に黄色サブリングとヒレメタルリング
  個体2--左脚に青色リング白文字で キ1 の刻印
        右脚には黄色のサブリングとヒレメタルリング
☆日時:2008年8月14日18時頃
観察地:田原市緑ケ浜コロニーにて
  個体3--左脚に橙リング白文字で H1 の刻印 
        右脚にはヒレメタルリング、幼鳥
☆日時:2008年9月22日
観察地:豊橋市神野新田西側水路コロニーで
  個体4--左脚に橙リング白文字の刻印は Z 線 9 となっていた
        右脚にはメタルリング       

観察者、石田朗    [青不明][青キ1][橙H1][橙Z/9]
青リングは滋賀県琵琶湖の竹生島で放鳥されたもの。白く擦れたリングはその材質から2005年度産であろうとの事。青キ1 は2008年6月に同所で放鳥された。
橙リングは静岡県浜名郡新居町中之郷コロニーで放鳥された。日付は違うが、共に本年2008年5月に雛で放鳥されたものである。

千葉県富津市富津公園コロニーで標識を付けたカワウを観察しましたので報告します。公園内にあるドーナツ状の池に囲まれた樹林 (アカマツ等) にとまっていました。
観察日時-2008年7月17日16時30分頃。
リング----左脚に緑色リング、白い数字の刻印で238。右脚には赤いコイルリングが付いていた。
観察者、加藤晴弘    
[緑238−アカコイル]
このリングは2008年4月に弥富野鳥園で雛に付けられたもの。2ヶ月あまりで千葉県まで出て行った事になる。

山梨県笛吹川の下曽根コロニーでリング付きカワウを確認。内2羽が愛知県放鳥と思われるリング付きだったので、以下の様に報告します。
個体1--観察日時、2008年8月11日、16時30分
     リング--白色カラーリング、黒文字でU、線、H
     状況---成鳥、抱卵中であった
個体2--観察日時、2008年8月20日、17時頃
     リング--緑色カラーリング、白文字で数字3桁、092
          他方の脚に赤色補助リングが付いていたが
          褪色してピンク色に見えた
観察者、坪井潤一 (山梨県水産技術センター)  
[白U/H] [緑092]
白リングは愛知県田原市緑ケ浜コロニーで2003年、緑リングは愛知県弥富市の弥富野鳥園で2005年に放鳥された。共に巣内の雛に付けられたリングである。坪井氏はこの他にも滋賀県琵琶湖放鳥のリングも確認されたらしい。

足輪付きカワウを観察したので、報告します。

観察日:2008年3月25日
観察時刻:10:50
観察場所:愛知県西尾市家武町須美川上空
観察状況:左足にオレンジリング、下から読むとP18、右足は観察できず
     幼鳥1羽のみで飛翔。何気なく写真に撮って削除しようとして画
     像を見たら、足輪が付いているのに気が付く。
観察者:石川 均
       [橙P/8]
前項と同じ個体で、場所も近いようです。小草池から飛び出して移動途中の観察だったかもしれません。送って頂いた写真にははっきりと刻印が見えています。確かに数字の1と読めます。
放鳥リング記録や幼鳥である事など状況から[橙P/8] (P8中央白線付き)であるのは確実です。
飛翔している写真なのに実にくっきりと綺麗でした。放鳥者も喜んでおられました。

足輪付きカワウを観察しましたが、”橙”です。
2008年3月16日
午前10時〜10時半まで観察。
愛知県西尾市家武町 生きものふれあいの里 小草池
左足に橙リング、下から読むとP18 、右足には金属リング
ゴマダラの胸で幼鳥
倒れた太い竹にとまって、主に羽づくろい
60倍の望遠鏡でb読み取ったが、自信は無い
観察者:小澤尊典(当日は西三河野鳥の会の探鳥会で大勢が目撃、
     私は探鳥会を途中でやめてsヌみに徹しました)
 [橙P/8]
橙色のリングは静岡県の標識です。中央に白線が付いていますが、数字の1に見えるようです。
つまり <P8中央白線付き> で、2007年5月に静岡県浜名郡中之郷のコロニーで装着したものでした。

182と刻印された緑色リングを付けたカワウを観察しました。記録は以下のとおり。
観察年月日、2008年2月22日12時50分頃
観察場所、神奈川県横浜市緑区長津田2-25地先、恩田川の中の岩の上
観察者、荒井孝司           
[緑182-アカコイル]
緑182は 2007年6月に愛知県弥富市弥富野鳥園内のカワウコロニーで雛に装着された。刻印がはっきり見える写真も見せて頂きました。荒井様有難うございました。

白リングを付けたカワウを観察しましたので、お知らせします。
2007年11月11日、午後2時から3時の間、神奈川県相模原市にある相模原沈殿池にて、白いカラーリングを付けたカワウ幼鳥を発見。池のフロートの上で休んでいた。カラーリングは左脚にあり、N4と刻印されていた。 (観察者、戸井田伸一)   
[白N/4]
白N/4は2007年に愛知県田原市の埋立地にあるコロニーで雛に装着したリングである。戸井田氏からはその後の情報も教えて頂いた。12/16、2008年1/2、1/3に確認したが、1/20には見られなかったとの事。
この他、12/31に同所で確認されたという情報も聞いている。よほど沈殿池が気に入っているのだろう。

報告者 樅山惠一

リング付カワウ を観察しましたので、下記のように報告します。
     記
年月日 2007年8月14日 午前10時〜日没(一日中)
場所  愛知県幡豆郡一色町大字生田 竹生新田
観察環境 海岸堤防の後背地、養鰻用ハウス(休業中)の屋根の上で休憩
観察者  下村孝嘉 他3名
1.左足 緑 022
  右足 環境省の金属リング、その上部に赤色電線巻き(日焼け)
2.左足 青 DE
  右足 環境省の金属リング、その上部に黄色リング
3.左足 環境省の金属リング
  右足 緑 Y7
         [緑>Y7] [緑022-アカ] [青DE-キ]
3羽とも過去に同地での確認記録がある。青DEは前出のように2005年以降時々ここに現れた。滋賀県竹生島で放鳥されたのは2004年のことである。緑Y7は知多郡菅苅、緑022は弥富市弥富野鳥園で放鳥されたリング。Y7はリングの下縁にリングを一周する白線が付いていた筈だが、見難いと思われる。

2007年05月27日(日)、午後5時30分頃、静岡県富士宮市上井出にある富士桜自然墓地公園の中の池でカラーリング付きのカワウを観察したので報告します。
右足に金属リング。左足には白リングがあり、刻印はB5と読めた。池の中にある石にとまり休んでいた。この池はカワウが繁殖しており、この時66羽、11巣が観察された。(観察者、影山秀雄)
  [白B/5]
このリングは2005年に愛知県田原市緑浜のコロニーで巣内の雛に装着されたもの。Bと5の間に黒い線があった筈である。

(2006年記入の記録へ)

(2005年記入の記録へ)

(2004年記入の記録へ)

(2003年記入の記録へ)


トップページへ